読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

bla bla bla

日常のあれこれ

一瞬の風になれ

徒然

中学は吹奏楽を3年間、高校はソフトを3年間やっていて、やらなければいけないことではなかったけど、学校行ったら放課後は部活、という当たり前の流れみたいなものが自分の中でできていて、だから部活を休むということはある種の罪悪感があったし、学校に行くことは「当たり前」であって部活にでることは「義務」という感じだった気がする
そう考えると3年間部活をやり続けたことってそこまで凄いことではないような気がするんだけど、もしかしたらずっと続けることってすごいことだったりもするのかな?と思ったりした。
高校生でしかできないこと、とか、中学生でしかできないこと、って今まで絶対にあったはずで、それが自分にはできたのかな?って思う
燃え尽きるくらいの充実感を持ってなにかを成し遂げたことは(忘れてしまっただけかもしれないけど)なかったような気がする
いわゆる青春小説のような、目標があって、燃えて、仲間と助け合い成長し、みたいなもの
テンプレートがこれなだけであって、違うかたちであったのかもしれないけれど。
こういう言い方すると、さも中学高校で得たものなんか何もないし仲間なんていなかったみたいになるけどそういうわけじゃないよ!
得たものだって考えたことだって嬉しかったことも悲しかったこともいっぱいあったのはわかってるけれど


佐藤多佳子の本を読むと、黄色い目の魚のときも、今回にしても、ひとつの目標に向かってまっすぐに全生命をかけて進むことの尊さとか素晴らしさとか、気持ちの強さみたいなものに心を揺さぶられる
本気出して何かを成し遂げることってすごいことなんじゃないかなって思う
それを経験したことがないって、すごくもったいないことなんじゃないかって思う
他人が何を思おうと、自分の信念を曲げないで、信じたものを追う 得たいもののために奮闘する
そんな本の中の登場人物を見ているだけで、身体の内側をぎゅっとつかまれる感覚に襲われる


こんな風に誰かの心を動かすような言葉を紡ぐことができるのってすごいなあ
音でも、言葉でも、絵でもなんでも、誰かを感動させられるものを作れるって本当にすごい
大勢の人じゃなくていい、自分の周りにいる少しの人だけでも感動させられるようなものを生み出せたら、それはとても幸せなことなんだろうなあ


佐藤多佳子山本文緒森絵都山田詠美は定期的に読みたくなる作家さんです

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫)