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日常のあれこれ

備忘録

元々自分の化粧はそこまで派手ではないと思っていたし、眼鏡をかけてしまえばあまり化粧が目立たないというのもあって、就活の時も化粧を変えることはなかった。
茶系のアイシャドウに目尻だけの跳ね上げアイライン、マスカラ、チーク。薄く色づくディオールのマキシマイザー。
普段と違う慣れないあっさりめの化粧をして落ち着かなかったりするくらいなら、普段から慣れている化粧でいたほうが落ち着けると思った。なんなら化粧ごときで合否が左右されるならそれくらいの力だったとも言えるくらいの気持ちで。
面接でも言いたいことを言った。取り繕うこともなく、これが好きで、あれがしたくて、憧れがあって、こうありたいと思って、などなど。
取り繕って発言することを考えるほうがよっぽど億劫だし、言いたいことを言い切れずに後悔するほうが残念だと思ったし、やっぱりどうしても言いたくないことは言えない。
だからどの面接だって特に心残りはないし、ご縁がありませんでしたの一言で片付けられた。そこまで思い入れがなかったとも言える。
で、いろいろあって結局本命のところに行くことができてめでたしめでたしとなったのだけど、その最終面接に立ち会っていただいた方が人事部の方と販売本部長の方だった。
採用の連絡を人事担当の方から電話で聞いた時、最終面接のフィードバックをしてもらって、そこで自分の美大ならではの美的感覚やモノへのこだわりを持つ強い意志や信念のようなものを感じた、すぐにでも現場で働いてもらいたいというような評価をしてくださったことを聞き、自分のしてきたことは間違ってはなかったんだなと思うことが初めてできた。制作職につくことを諦めて、勝手な劣等感やコンプレックスを持って就活をしていて、作ることに逃げたんじゃないかとか、今仕事をしているクリエイティブ職の友人たちの近況を聞いては自分もそこにいたかったなと比べては気落ちして、本当にこれで良かったんだろうかとずっと考えていた。もっと作ることに対して正面から取組めば良かったのではないかと。向いてないと早々と決めつけて逃げなければ何か変わっていたんじゃないかと。
でも自分が良いと思って選んだ道を後押ししてくれるような一言をもらえて、ようやく認められた気がしたと言うか、自信を持つことができた。と同時に、そこまで評価してもらえる会社を選ぶことができて良かったと思ったし、ぜひともその評価に恥じぬよう貢献したいと思った。
なんだか自信持って自分の良しとするものを正当に評価してもらえたことが久しくなかった分(気付いてないだけかもしれないけど)、この時のことはきっと忘れることはないだろうと思った。
でもそのうち忘れてしまうだろうから(現に既に半分くらい忘れている)書き記しておく。
自分が良いと思ったことやモノは曲げる必要はないということ。絶対に評価してもらえる場所やタイミングはあること。結局やりたいようにしかできないし、やりたいようにやったら後悔もないと。自分で選んだものなら責任とれるしあきらめがつく。
結果オーライだからこそ言えるけど自分のことを履歴書に言葉であらわすことを一定期間続けると、なんとなく考えとかが整理されてくるような感覚があって、そういうのって大切なんだろうなあと思った。
と考えると就活も経験として必要なものだったのかもしれませんね。
などなど。そんな備忘録。