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日常のあれこれ

岡江久美子が亡くなってしまった。

岡江久美子といえばはなまるマーケットで、小学生の時は留守番したり夏休みに家に1人だったりするたびに、朝の連ドラを見た親を見送ってからチャンネルを変えてあの番組をつけっぱなしにして何ともなしに眺めていた記憶がある。多分中学か高校くらいまで、平日の暇な朝は大体なんとなくちょうどいい塩梅のあの番組を見ていた(眺めていた)気がする。

今日テレビの各所で写されていた岡江久美子はとても綺麗だった。63歳というとまあ自分の親と誤差みたいなくらいだが、徹子の部屋に出ていた時に着ていた臙脂の和服姿が美しかった。笑顔がなんとも穏やかで華やかで、ファンだったわけでもなければ特別な思い入れもないけど寂しい気持ちになった。小さい頃の朝の記憶がふわっと蘇ってくる程度には自分の中に刻まれていた人物だったんだなと思った。志村けんもCOVID-19関連で亡くなってしまってそれも同様に衝撃は受けたけど、今回の岡江久美子のほうがよっぽどしんみりした気持ちになったような気がする。不思議なものなんだけど……

自分の親と程近い年齢の人が亡くなると、自分の親もこうやってパッといなくなってしまう可能性があるんだということをあらためて実感して怖くなる。最近は特に楽しそうにやってる両親とその友人界隈を見ていてむしろ尊敬するくらいで、いつまでもその調子で健康で楽しく生きていて欲しいけど、いずれくる別れを考えると本当に怖い。身近な人の死に耐えられるのかわからない。ニュージャージーにいる幼稚園の時の先生も元気出しているのか気になる。早く手紙を出さないと。

会いたい人には会えるうちに会っておかないとって本当にこの危機を前にして思うけど、会えば会うだけリスクが高まるというのがまた悲しい。同じことしか言えないけど早くなんとかなってほしい。