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日常のあれこれ

友人の提案で代官山のboyatticにて開催されたboy予備校というワークショップに参加。この日は写真家の池田晶紀氏がレクチャーする「ドラマチックなポートレートのつくり方」というもので、初参加で緊張、しかも代官山とか未知すぎるしオシャすぎて死んだ。道がわからなくて泣きそうになった。猿楽町てなんやねん
撮影は思っていた以上にラフで楽しいもので、池田さんがどんどんテーマとか発想とかを提案していって、それにあわせてモデルさんがポーズ撮ったり撮影者がシャッター切ったり、何かあるたび笑いが起きるような楽しい空間で撮影するってことをしたことがなかったからとても新鮮でおもしろかった。
ひととおり撮影が終わって集合写真撮ってお疲れさまでしたありがとうございました、と解散した後、友人と挨拶をしにいった。友人はしっかりとポートフォリオ代わりの自作の写真集を用意していてそれを見てもらっていた。自分も実物を見せてもらうのは初めてだったので見せてもらったところどれも本当に本当にかっこいい写真ばかりで、自分がモデルをしたとは思えなかった。もちろん池田さんも大絶賛で、こちらまで嬉しい気持ち。自分はというと35ミリのスナップしか持っていなくて、見せるのも恥ずかしいというか作品という名目で用意していたものではなかったから黙っていようかとも思ったのだけどこの流れでいやいやいやいや、などとするのもどうかと思われたので見せてみた(見せると思わなかった、いやいいですってやると思った、と後で友人に言われた)。反応は想像していた通りというか、謙遜とか皮肉とかではなくて単純になんでもない日常的なスナップって事情を知っている人が見ておもしろいものであって他の人が見てもほうほう、というかんじになるよな、と。可もなく不可もなくというかんじ。これいいね、といってもらえるものは何枚かあったけど、とにかく最初から最後まで緊張して恥ずかしくていたたまれなくて申し訳なくて頭が爆発するかと思った。熱でも出てるんじゃないかというくらい体温が上がって、頭はグラグラするし、全身の毛穴から汗がふきでた。時間の関係で持っていた全部は見てもらえなかったけど、別れ際名刺をいただいて、「今度ぜひスタジオに遊びに来て、その時にでもまた別のものも見せてよ」と言っていただけた。
いつかは誰かに見てもらおうと思っていたスナップはまあ予想通りの結果であり、それでも撮ることをやめはしないだろうけれど、それとは関係なくしっかりしようと思った。誰かに見てもらうためにはデータとかじゃなくてやっぱりモノが大事だなと、写真集をつくろうと思った。いろんな場面ごとにちゃんと写真を選んで組みを考えて、1冊にまとめる、整理をしたほうがいいような気がする。質じゃ勝てないから、量で戦いたい。きっと量があれば自信にもつながるんじゃないかと思う。自信を持ちたい。つらくなくありたい。
だらだらしてる場合ではない。