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日常のあれこれ

さかのぼり記3

この日は3限の現代写真論にゲストの写真家さんがいらして話を聞いて、授業後自分の作品持ってくればその人とその授業の先生(ギャラリスト)で特別講評会するよ〜とのことだったのだけど、ゼミ展作業真っ最中のせいか理由は忘れたけどとにかくメンタルが終了していたので相変わらずのプライドの高さを発揮して自分の作品は持って行かず、他人の講評をひたすら聞いていた。思いのほか写真家の方はズバズバと善し悪しを伝えていて、それを聞くたびにああやっぱり写真持ってくればよかった、と思わざるを得なかった。きっとあとで後悔するだろうということは前の晩からわかっていたのだけど、それを凌駕するプライドの高さ、「講評に値するだけの作品を用意できてないし、有り合わせのもので見てもらうのなんて失礼にあたるのでは、見せるならば完璧できなければだめだろ、途中なんです〜なんて許されないだろ」という気持ちで良い機会を逃してしまった。聞けば聞くほどテンションは下がり、果たしてわたしの写真てなんの意味があるのかしら、こんなんで良いのかしら、ゼミ展は近いし悩んでる場合じゃないんだけど、ああ、などなど。出来 不出来はとりあえず置いといて、まず見せなければ何も始まらないのにな、ということを改めて痛感。自分の中だけで完結していると何も始まらないというか、他人に評価してもらって初めてわかる点とかめちゃくちゃいっぱいあるし、その指摘を受けて改善するかどうかはその時考えれば良いし、とにかくまず外に出さないと始まらないのだよと、途中だろうが何だろうがその段階でそこまでの自分の力を良くも悪くも認めなければと。
どん底のまま2時間ほど続いた講評は終わり、じゃあ残った人たちで飲みにでも行きましょう!ということになって、先生と写真家さんと含めて12人くらいで飲みに行く。もう完全に飲むとかいうテンションじゃなかったのだけど、帰るタイミングも失ってしまい、せっかくなので参加。端の席で黙って笑っているだけの置物になった。出世するだしないだ、気が利くだなんだ、ああ面倒なこと言いやがってお前がわたしに何をしてくれるんだよ?などと思いつつ。個人事務所じゃやっぱやってけなさそうだわと思う。きっと顔も名前も覚えてもらえなかっただろう。もういいよ。
あまりにもタイミングが悪かったなと思う。ただ次の週がゼミ展だったので、先生にはぜひ案内しますので見にいらしてくださいと伝えることはできた。なんとかしてその時に見てもらえるだけの作品は作らねばと思う。
とにかく気持ちがだめになる飲み会であった。おわり