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日常のあれこれ

徒然 映画

朝起きて、警察署に行った。交通事故の手続が終わっていなかったから。今から行きます、と担当の方に電話をかけ、強い日差しの中自転車をこぎ、コンビニで診断書のコピーをとり、お金を下ろし、坂を上り、基地のわきを抜け、また坂を上り、踏切をこえて、40分ほどかかってようやく警察署に着いた時には担当の方はすれ違いで事故の対応に出てしまっていて会うことができなかった。また夕方すぎに連絡しますと伝えて警察署を去る。駅の駐輪場で管理人のおじさんに自転車をあずけ、駅でヘアクリップを買って、髪を片側に寄せるようにしてとめた。
有楽町で友人と待ち合わせてパスタを食べる。ボンゴレビアンコ。オイル系のパスタが好きなのは母親がよく作ってくれて、かつそれが美味しいから。クリーム系のパスタを食べないのは、母親が生クリームやバターの類が苦手なのもあって食卓にあまり並ばないから。
ご飯を食べて一息ついて、丸の内ピカデリーでアーティストの券を買う。16時の上映まで、ルミネを見て回った。素敵な食器を手に取っては新しい生活を夢見る。
上映15分前くらいに映画館に入って、お得だといわれたペアチケットに着いてきたポップコーンとドリンクの引換券を売店で出して、塩味のポップコーンとジンジャーエールをもらった。上映中に音を出すと気になりそうだったので始まるまでにもくもくと食べて飲んだ。映画は無声映画かつモノクロであるため、非常に頭を使って見た。終わりが思いのほかさっぱりあっさりと引いていったので、もっと何かあってもいいんじゃないかなーとは思ったが、全体の大筋はわかりやすいものだったのもありあまり細かいことは気にせず見れたように思う。お供の犬が可愛かった。役者の表情の動くこと動くこと。
映画を見た後銀座まで歩き、ギンザ・グラフィック・ギャラリーとG8のADC展、guardian gardenは「1_WALL」グランプリの清水裕貴展「ホワイトサンズ」を見た。ADC展はプロの技すごいな、というかんじ、予備校に通っていた時に展示を見るたびああ自分もこういうことができたら、と思っていた気がする。わーすごいな、かっこいいな、という単純な感動。ホワイトサンズは写真よりもキャプションに惹かれた。キャプションというか詩というか。とても魅力的な文章だなあと思った。今度展示をしたいと考えているのだけど、やっぱり人に見てもらうためにはこういう都内のほうが良いんだろうな、とぼんやり思った。
そのまま新橋まで歩き、途中パンダ出産の号外をもらって、JRに乗って友人と別れた。


地元に着いて電話をかけて確認をしてから再度警察署に向かうと、今度はすれ違うことなく担当の方と会うことができた。小さな扇風機のまわる事務所に通され、簡単な事情聴取を受ける。署名して印鑑を押し、写しをいただいてその場を後にした。相手の処分を望むかどうかというチェック欄の「すべてお任せします」にチェックマークを入れた。


帰り道にカフェに寄った。Yさんがまた歓迎してくれて、人の入りが少なかったので一緒にカウンターで話をした。Yさんの頬に絆創膏が貼ってあったのでカミソリ負けか何かかと思ったら、謎のできものができたためメスを入れたらしい。「商売道具が台無しだよな」と言うから笑ってしまって、突っ込めや、とどつかれた。その日は初対面の別のバーテンダーさんがいたので、初めまして、お噂はかねがね、などとお互いに変にかしこまって挨拶をした。しばらくして前回近くに座ったKさんがたまたま来店して、お互いにあの日以来の来店だったので驚いた。
最近Yさんは大貧民にはまっているらしく、こうして客の入りの少ないときはお客さんを交えて大貧民をするらしい。というわけでアメリカ土産らしいブロンド美人のヌード全開トランプを使って4人で大貧民をした。結果ぼろ負けではあったがかなり盛り上がり、5試合目の終わったところで別のお客さんが来店されたので終わりとした。その後Kさんが飽きるまで勝負、と言うのでふたりで大貧民を続行させたところ今度は大勝ちし、最後の1試合は1ドリンクかけてやることになり、結果それも勝利しごちそうになった。それからずっとKさんと話をし、ネットの話、恋愛の話などだらだらと話した。自分の考えを話したところでお決まりの「でもそれって違うと思う」をいただいた。自分の意志を持てと。どこまでも中立だよね、と言われた。中立であることはだめなことなんだろうか。「どうしたいの」と聞かれてわからないと答えたら「それはだめ」と言われ、どうしたらいいんですか、どうして欲しいんでしょうか、と聞いたら「相手がどうしたいとかどうして欲しいとかじゃなくて、お前がどうしたいか、って聞いてるの」と言われた。自分がどうしたいかを伝えることは本当に恥ずかしいことだし怖いことだなと思う。笑ってごまかしていられたら良いのにと思った。「こんなはずじゃなかったんでしょ、全部俺が決めてくれると思ってたでしょ、甘えよ」と頬をつままれた。死にたくなった。本当にしばらく恋愛とかどうでもいいなと改めて思ったりして、でもやっぱり寂しい気持ちもある。寂しいのだ。いつも。
結局早く帰るつもりだったのに閉店後まで居座ってしまい、お会計をお願いしたらなぜかKさんが全額持ってくださった。禁煙中なのにわたしの煙草を5本持っていったかわりと、昇進お祝いで大盤振る舞いらしい。お店をでたら雨がぽつぽつと降ってきていて、前来たときも雨が降っていたことを思いだした。自転車をこぎだして少ししたら急に雨足が強まって、最終的に雷も鳴りだして土砂降りになった。家に着いた時には全身余すところなく濡れていて、荷物もすべてぐちゃぐちゃになっていた。5本弱ずつ残っていた煙草も、写真も、パンフレットも、号外の新聞も全部水浸しになってしまった。一気に気分は暗転し、荷物を玄関に放り出してそのまま風呂場に行って身体を洗って、髪もろくに乾かさずそのまま部屋に戻って寝た。
朝起きたら生理になっていた。気持ちは相変わらず晴れない。