富山県美術館に弾丸で見に行ってきました。
自分のしたいことやりたいことをやり尽くすことに重きを置いている部分があったけど、「後に残すこと」「後世に繋げていくこと」も考えても良いのかも、それが子供を持つってことなのかも、なんてことを思ったり
引出しについての考察が、自分の卒制で箱を作る話をした時にゼミの教授から「何かをしまいたい、隠したいのかね」「開ける楽しみがあるよね」といった話をされたことがずっと心に残っていて、それと繋がった気がしてハッとした
「人間と家具の間に対話を生み出すもの」であるという話はなんとなく自分の箱への捉え方と重ねてピンときたというか
他にもいろいろな言葉がスッと入ってきて胸に刺さり、刻まれていって、多分今必要としていた展示だったんじゃないかと思う
多分すごく自分にとって大事な気持ちや気付きに思えたので、そう思った感覚だけでも忘れたくなくて珍しく図録も買ってしまった
今このタイミングでひとりで観に来れて良かった
展示の中に百貨店での仕事があったのも自分としては響いたところある
百貨店の経験が自分の中で大きく存在していると思っていて、ただそれはコンプレックスの延長戦で選んだ仕事でもあったから、それら全てをいつでも肯定してあげたい気持ちがいつもあり、だからこういう時に出会えると深く感じ入る傾向にある
良いものの価値を知って、伝え広げていく仕事、自分にはとても合っていたと思う
売上を取っていくことは向いてないけど、広い意味でそういうことができる仕事をしていきたいなあとあらためて思ったり
学校教育の現場を裏から支える仕事と、良いものを広めていく仕事、この2軸が自分にとってプラスになるのかも、などとも思った
とにかく本当に行ってよかったの一言に尽きる